【思い出し旅】2025年 ネパール・プーンヒルトレッキング

ヒマラヤにも、初心者〜中級者で楽しめるルートがあるのをご存知ですか? 有名な山々を見上げながら、目指しながら、ゆったり楽しめるトレッキングコースのご紹介です。
※ご注意 トレッキングを趣味とされている方向けの記事です。「ゆったり」という言葉は、素人向けという意味ではありませんので、ご注意ください。
プーンヒルご来光を目指し、**全7泊8日(内トレッキング3日、ネパール観光4日)**の行程をたどります。
旅のスケジュール:ダイジェスト
| 日付 | 行き先・主な活動 | 宿泊地 |
| 1/30 | カトマンズ到着 | カトマンズ |
| 1/31 | ポカラ移動・トレッキング開始(トラブルと温かな出会い) | トレッキング中の民宿 |
| 1/1 | ゴレパニへ(腹痛と絶景の攻防) | ゴレパニ |
| 1/2 | プーンヒルご来光・下山開始 | 民宿 |
| 1/3 | 下山・民族博物館・ポカラへ | サランコット |
| 1/4 | ポカラ散策(フェワ湖とレイクサイド) | ポカラ |
| 1/5 | カトマンズへ移動・市内散策 | カトマンズ |
| 1/6 | 世界遺産巡り(バクタプル・パタン・パシュパティナート) | カトマンズ |
トレッキング記
1/30 カトマンズ到着
カトマンズに到着。市内ホテルに宿泊し、翌日からの移動に備えます。
1/31 ポカラへ・トレッキング開始
ポカラへの移動は、悪天候による空港での半日足止めから始まりました。この遅延は頻発するらしく、ネパールでは想定内のトラブルのひとつ。それでも最終便で無事移動し、現地でガイドとポーターと合流。途中の食堂で軽食をとり、入山手続きへ。ヒマラヤはパーミッション(許可証)がなければ入山できませんが、ツアー利用であれば全てお任せできます。
出発がすでに午後になってしまい、日が暮れても歩き続けるスリリングな初日。当初予定していた民宿には辿り着けず、飛び込み交渉で別の民宿に1泊させてもらうことになりました。道中には茶屋や民宿が点々とあり、先住民族の大切な収入源になっています。突然の訪問にも関わらず、温かく迎えてくれた家族との時間は、短いながらも忘れられないものになりました。
この時期としては異常気象といえる好天に恵まれ、日中は汗をかくほど。ただし夜は冷え込むので、ダウンと寝袋での防寒対策は必須です。なお、山小屋滞在中はシャワーなしが基本です。
1/1 腹痛と絶景と、ゴレパニへ
ひたすら歩き続ける一日。山々を渡り歩くにつれて、風景や山の様子がコロコロと変わっていきます。日本では見かけない放牧の牛や様々な動物、昔ながらの素朴な暮らしを営む人々。どこか歴史の旅をしているような感覚を覚えます。キツい場面もありますが、途中のティーブレークを挟みながら、無理なく楽しめるのがこのルートの特徴です。
この日からお腹を壊してしまい、しばらく辛いトレッキングとなりました。おそらく疲れと食事、水の変化によるもの。ガイドからもらった現地の薬で一発でしたが、数食は野菜スープ以外禁止令が出てしまいました。
腹痛と戦いながらも前日の遅れを巻き返し、目的地のゴレパニへ。世界中の登山者が集まる広めの山小屋で、テラスからの眺めも絶景。日の入り前に到着できたので、ゆっくりと夜を過ごしました。
1/2 プーンヒルご来光・下山開始
まだ暗い早朝5時頃、登山者たちはプーンヒル山頂へ向けて動き始めます。のぼりが苦手なこともあり、寝起きということもあり、ゆっくりゆっくりと歩きました。それでもちゃんと日の出に間に合い、天気にも恵まれ、最高の年明けを迎えることができました。標高3000m以上、風は容赦なく吹き付けますが、そんなことは気になりません。
日の出を存分に楽しんだら、宿に戻って朝食、そして下山。ピストンルートではないので、下山もまた違った景色を楽しめます。夜は別の民宿に1泊。
文化と街歩き
1/3 下山・ポカラへ
下山途中、グルン族の村ガンドルックにある小さな民族博物館に立ち寄りました。グルン族はネパールの先住民族で、その勇敢さと屈強さからイギリス軍やインド軍に傭兵として採用されてきた歴史があり、「グルカ兵」として世界的に知られているそうです。現在もイギリス軍に正式に編成されています。博物館は小規模ながら、彼らの伝統的な暮らしや文化を垣間見ることができる、素朴で印象的な場所です。
麓で昼食を済ませ、ポカラへ。お世話になったガイドとポーターとここでお別れです。3日間、安全に最高の時間を過ごせたこと、本当に感謝しています。
この日の宿は、ネットで見つけたサランコットの民宿。小高い山の上にある施設で、ここからの眺めも絶景です。
食事について どこの宿でもダルバートは必ずメニューにあります。ダルバートさえ食べていれば食事としては十分ですが、モモ(ネパール版餃子)や炒め物、パンなども揃っています。
1/4 ポカラ散策
ポカラの街をのんびり散策。ポカラという地名はネパール語の「ポカリ(湖)」に由来しており、その名の通り複数の美しい湖を持つ街です。観光の中心はフェワ湖。アンナプルナ氷河を水源とするこの湖では、ボートに乗りながらヒマラヤの山々を眺めることができます。天気が良ければ、湖面にマチャプチャレ峰が映り込む絶景も。湖畔のレイクサイドエリアにはレストランやお土産屋さんが充実していて、トレッキング後の疲れた足を休めるにはぴったりの場所です。山から街にかけてロープウェイも通っています。
1/5 カトマンズへ移動・散策
カトマンズに戻り、この日は宿から徒歩で行ける範囲をぶらぶら。旅の終盤にちょうどいい、ゆったりとした時間でした。
1/6 カトマンズ近郊観光
バクタプル、パタン、カトマンズと、世界遺産にも登録された歴史地区を巡りました。どこも異なる表情を持ち、歩けば歩くほど発見がある場所です。
特に印象的だったのが、パシュパティナート寺院。ヒンドゥー教の聖地として知られるこの場所では、川沿いでお葬式が執り行われており、その様子がオープンに見えます。観光とは少し趣の違う、生と死が隣り合わせのカルチャーに静かに圧倒されました。
街歩きの楽しみはそれだけではありません。ストリートで売られているヨマリは、素朴でほっとする味わいのおすすめスイーツ。カジャという民族料理も試してみる価値があります。食べ歩きだけでも十分楽しい街です。
旅を終えて・現地ツアー会社について
今回お世話になったのは、現地の旅行会社アドベンチャーバウンド(https://jp.adventureboundnepal.com)。 ハイレベルなトレッキングから個人ツアーのアレンジまで幅広く対応してもらえ、日本語対応のスタッフも常駐しています。スタッフは皆さんフレンドリーで親切。初めてのネパールを安心して任せられる会社です。
持ち物・準備
服装は基本的なトレッキング装備を推奨します。その他、以下を参考にしてください。
- 寝袋(アドベンチャーバウンドでレンタル可能)
- 登山用水筒&保温水筒
- トレッキングシューズ(防水推奨)
- サンダル(宿での移動用)
- トレッキングポール(下山時に膝への負担を軽減)
- 行動食(道中にお茶屋があるので少量で十分)
- 胃腸薬(現地の食事・水に備えて)
- レインウェア
- ヘッドランプ(早朝のプーンヒル登山に必須)
- トイレットペーパー
カトマンズのタメル地区ではトレッキング用品のレンタルも充実しているので、荷物を減らしたい方は現地調達も選択肢のひとつです。

